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WordPressって何?
すっかりネットビジネスの重要な相方となったWordPressですが…
そもそもWordPressとはなんでしょうか?
WordPressを簡単に説明すると…
WordPressをWikipediaで調べてみると、こんな風に説明されています。
WordPress(ワードプレス)は、オープンソースのブログソフトウェアである。
PHPで開発されており、データベース管理システムとしてMySQLを利用している。
単なるブログではなくCMSとしてもしばしば利用されている。
だそうです。
しかし、先ほどの文章だけでわかった人、いるでしょうか?
初心者なら多くの人が「何の事?」と首をかしげますよね。
私も最初は、意味がわかりませんでした。
簡単にいいかえると、
誰もが自由にプログラムを変更出来るソフト。
PHPという種類のプログラミング言語で作られていて、MySQLというデータベース管理ソフトを使っている。
ブログとしれだけでなく、CMS(コンテンツマネジメントシステム)としても使われている。
こんな感じでしょうか?
これでもちょっとわかりにくいので、ぶっちゃけ「ブログを作る為のシステム」と覚えておえばいいと思います。
実際、ブログとして使うだけならそんなに難しく考える必要はありません。
ちなみに、先ほどの太字の言葉の意味は↓の通りです。
オープンソースとは、プログラミング言語で書かれたソース(=ソースコード)が無償で一般公開されていて、誰でも自由に加工して再配布できる事。
PHP(ぴーえいちぴー)とは、サーバーで動くコンピューター言語の一種。オープンソースの汎用プロ義ら民具言語の一つ。
MySQL(まいえすきゅーえる)とは、オープンソースで公開されている関係データベース管理システム (RDBMS) の一つ。オープンソースのRDBMSの中では世界で最も普及している。
CMS(しーえむえす)とは、コンテンツマネジメントシステム(content management system)の略。ウェブコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称。。コンテンツ管理システムとも呼ばれる。
WordPressはオープンソースとして、だれでも改札に参加出来るので、世界中の技術者たちが、独自に改良して日々進化しています。
その為、非常に多様性があり、オリジナル性も高いのです。
WordPressの歴史
WordPressはアメリカの当時大学生だったマット・マレンウェッグという青年が、b2/cafelogというソフトの開発を手掛けていたイギリス在住のマイク・リトルと共同で立ち上げたオープンソースです。
2003年5月27日、b2/cafelogの後継として開発され、初版がリリースされました。
これがWordPressの最初の一歩です。
マットは当時、自信が旅行の写真を管理する為にb2というブログパーツを使っていました。
しかしこのb2は主要開発者がいなくなってしまい、開発は中断。
マットはb2の改造をネット上で呼びかけ、この書き込みを見たマイクがその考えに賛同したのが、WordPressの始まりと言われています。
尚、WordPress開発の発表を見たb2の主要開発者も、WordPressの開発に参加したそうです。
2004年5月にはプラグインが、2005年12月には固定ページやテーマの機能が追加されました。
この固定ページの追加は、WordPressをただのブログ管理ソフトからCMS(コンテンツマネジメントシステム)へと移行した、最初の一歩でもありました。
2010年には「WordPress MU」と統合され、複数のユーザーでブログを管理できるようになりました。
その後も順調にバージョンアップを重ね、この記事を書いている時点でバージョン:4.7.3まで進みました。
現在もバージョンアップは続き、より高機能で使いやすい物に進化し続けています。
WordPressの利用状況は?
WordPressは、いまや世界中で利用されているブログです。
例えばWprdPressの日本語公式サイトに行くと、「インターネット上のサイトの26%はWordPressです」と大きく書かれています。
また、W3Techsという調査サービスが行った調査結果では、CMSのWordPressのマーケットシェア(2017/2 /7時点)は、全体の58.6%を占めているそうです。
↓がその報告内容です。
↑の赤色の部分を翻訳したものが↓です。(Google翻訳で訳したので文章がちょっと変かもしれません・汗)
ウェブサイトのコンテンツ管理システムの使用
この図は、さまざまなコンテンツ管理システムを使用しているウェブサイトの割合を示しています。 調査で使用された方法論の説明については、テクノロジー概要を参照してください。 私たちのレポートは毎日更新されています。
図の見方:
ウェブサイトの52.8%は、私たちが監視しているコンテンツ管理システムを使用していません。
ワードプレスは、すべてのウェブサイトの27.8%で使用されています。つまり、コンテンツ管理システムの市場シェアは58.9%です。
同じCMSとして知られるJoomlaは7.2%、Drupalでは4.8%、Movable Typeだと0.1%なので、いかにWordPressが世界中で利用されているかがわかりますね。
無料版WordPressって使えるの?
WordPressには2種類あります。
一つは、レンタルサーバーを借りて、そこにインストールして使う方法です。
ビジネスを念頭にWordPressを使っている人の殆どが、こちらを利用しています。
そしてもう一つが、WordPress.comが運営している無料版WordPressです。
そう、WordPress.comで無料を作ることも可能なのです。
では、無料版とはどのようなものかを解説しましょう。
無料版のメリットは?
無料版は、アメブロやFC2等と同じブログサービスです。
無料版のメリットは、
・無料でブログが作れる
・アメブロやFC2と同じ感覚でブログが使える
この2点です。
特に無料というのは大きいですね。
ただし、無料のブログは他にもたくさんサービスがある上に、WordPress.comは海外の会社なので、基本英語です。
日本語でのサポートもしていますが、サポートの面では日本の無料ブログに比べると弱いのでどうかな?と思います。
WordPressを軽く体験したい場合にはいいかもしれません。
無料版のデメリットは?
WordPress.comの無料版ですが、私個人はメリットよりもデメリットの方がずっと多いと思います。
例えば無料版では、
・他の無料ブログ同様広告が表示される
・アフィリエイトは禁止
・使えるプラグインは「Jetpack」のみ
・テーマは決まった物しか使えない
・ディスク容量が少ない
・アナリティクスが使えない
・独自ドメインを使うなら有料
・サポートなし(WordPress.com内で自分で調べる)
この様な制限があります。
まず、広告が表示されるのは、ネットビジネスをする上ではマイナスですね。
そしてアフィリエイトは禁止なんて、これからネットビジネスをしたい!と思っているなら全く意味がありません。
これならアフィリエイトOKのFC2やlivedoorの方がマシですね。
さらにプラグインが使えないのがかなり痛いです。
非常に便利なWordPressですが、それはプラグインで機能を拡張出来るからです。
このプラグインを使えないデメリットは、計りしれません。
例えば、改行が出来ないとか、スパムコメント対策が出来ないとか、メールフォームが使えないなど、私からするとちょっと想像出来ない世界です。
また、テーマも用意されたものしか使えません。
無料版で使えるのは200種類もないので、これもアメブロやFC2などの無料ブログに負けています。
またテーマもCSSという、見た目のデザインを変えるファイルのカスタマイズは出来ますが、アナリティクスのようなアクセス解析ツールを使う為のカスタマイズは出来ません。
更にディスク容量も3GBです。
最近の無料ブログの多くは10GBなので、それに比べると見劣りします。
勿論、動画配信等をしなければ、3GBもあれば十分ですが、ちょっと心もとない気はしますね。
また、独自ドメインを使うには、ドメインの費用以外にも費用がかかりますし、SEOツールも使用不可、サポートも有料版のみです。
これならWordPressよりも、FC2やlivedoorなどの無料のブログを使った方がずっと便利でしょう。
さらにサポートもメールのみで、回答には時間がかかります。
基本的にはわからない事は、WordPress.com内の「フォーラム」で、自分で調べるのが前提です。
たくさんの質問の中から、自分にあう内容を探さなければいけないのですが、これが結構手間です。
引っ越しやドメイン使用、気に入ったテーマを使いたいとなれば、全てお金がかかります。
一つ一つは小さな金額ですが、積り積もればサーバー借りて使った方が安いのでは?という可能性もあります。
これらの理由から、やはりWordPeressを使うなら独自にレンタルサーバーを用意して使った方が、ずっと便利で使いやすいのです。
それに、最初に無料版でWordPeressの不便さを体験すると、インストール版の使い勝手の良さを知るよりも、WordPressって面倒、難しい、使いにくいと言ったマイナスの感情を持ってしまいます。
せっかくの便利なツールなのに、無料版で悪いイメージが先に立つのは大変勿体ないと思われます。
その為、WordPressを使うなら、サーバーを借りて使う事をお勧めします。
WordPressの特徴
WordPressは無料ブログとは一線を画した存在です。
では、無料ブログとどんなところが違うのでしょうか?
1:サーバーやドメインなどが必要
WordPressは無料ブログと違い、サーバーにインストールして使います。
その為、自分でレンタルサーバーやドメインの取得が必要です。
その為、完全に無料でブログを作る事は出来ません。
WordPress自体は無料なのですが、別途必要経費が生じます。
2:デザイン性が高い
WordPressにはたくさんのテーマ(無料ブログでいうところのテンプレート)が存在します。
WordPress自体がオープンソースで、誰もが自由に改造できます。
「WordPressで作った物はWordPressと同じ条件」なので、テーマは世界中で作られ、配布されています。
その為、無料ブログとは比べ物にならないほどたくさんのテーマが存在しています。
テーマには無料版と有料版があり、自由に選ぶ事が出来ます。
ちなみにこのサイトのテーマは「BBCシリーズ」という有料版のテーマを使っています。
3:拡張性が高い
WordPressにはたくさんのプラグインが存在します。
このプラグインはWprdPressの機能を拡張する為のもので、こちらも世界中で作り出されています。
このプラグインを追加する事で、自分好みの仕様にカスタマイズできます。
プラグインではメールフォームやスパム対策、SEO対策や画像の管理など、数え切れない種類のものが存在しています。
このプラグインをインストールする事で、ブログの機能を向上させる事が可能です。
4:htmlの知識がなくてもブログが作れる
専門的なhtmlの知識がない人でも、手軽にブログを作る事が出来るのがWordPressの魅力です。
本来ならhtmlなどの専門知識がないと作れなかったサイトですが、WordPressならその様な知識がなくても大丈夫。
最初からサイト構築に必要な物が揃っているので、初心者でも容易に操作できます。
これは無料ブログ等も同じですが、WordPressはテーマによってブログだけでなく、ホームページやランディングページの様な作りにする事も出来ます。
「個別指導のWordPress School」のランディングページも、専用のテーマを使って作っています。
5:SEO対策がしやすい
WordPressはSEO対策がしやすい、という特徴があります。
これはプラグインを追加する事で、簡単にSEO対策が出来る為。
例えば「All in One SEO Pack 」という集客に特化したプラグインがあり、これをインストールする事でSEO対策が簡単に出来るようになります。
よく、WordPressはSEOに強い、と言われますが、けっしてWordPressそのものにSEO効果がある訳ではありません。
WordPressのプラグインをインストールする事で、SEO対策を簡単に出来るツールが使える様になるのです。
テーマによっては最初からSEO対策されているものもあります。
テーマを変えたらいきなりアクセスが増えた、という場合は、テーマそのものに何かしらの際策がされていると言えましょう。
6:解説サイトがたくさんある
世界中で指示されているWordPress。
しかもオープンソースという性質もあってか、国内外には無数のWordPressを解説したサイトがある他、解説本も数多く出版されています。
そのため、困った時に情報を集めやすいと言う利点があります。
ネットで検索しても、解説サイトが山のように出てきます。
WordPressそのものに関するのもから、プラグインやテーマに関するものまで様々です。
なにかトラブルが起きても、検索すると大概の事は解決策を見つける事が出来ますが、これもWordPressの利点と言えましょう。
7:アップデートがある
WordPressやプラグインは、よく更新します。
常にバージョンアップをして、セキュリティの面でも機能の面でも進化し続けています。
下手すると連日更新される場合もありますが、これは無料ブログにはない特徴の一つと言えるでしょう。
ちなみに、WordPressのバージョンに更新があったら直ぐにやっておいてくださいね。
中にはセキュリティ上重篤な問題が起きている場合もあるからです。
8:再配布の自由が保障されている
WordPressはオープンソースです。
その為、GNU General Public License(GNU GPLまたはGPL)というライセンスを採用しています。
GPLって何?と思われるでしょう。
GLPとは、一般公衆利用許諾書とも訳され、「全ての利用者が自由にそのソフトを使えるように保証するためのライセンス」の事。
一般的には著作権侵害になる行為も、WordPressでは許可されているので、ちょっと戸惑う部分があるかもしれません・
詳細を知りたい方は下記の公式ページに目を通してみて下さい。
WordPressのメリット
WordPressを使うメリットとはなんでしょうか?
多少先ほどの情報と一部かぶりますが、WordPressを使うメリットをご紹介します。
1:広告が非表示
WordPressは自分でサーバーを借りてインストールして使うので、無料ブログの様に関係のない広告に悩まされる事がありません。
広告があると、それだけで訪問者が他のサイトに行ってしまい、それっきり戻って来ない…という問題がありますが、広告のないWordPressではその様な心配はありません。
また、最近スマホでは鬱陶しい程の広告が表示されて不評ですが、この様な不快感を訪問者に与える必要がありません。
訪問者にとっては、広告がないだけでも「来やすいサイト」として見て貰えるメリットがあります。
2:商用利用が可能
自分でレンタルサーバーを借りて作るWordPressなので、無料ブログの様な制限がありません。
最近は商用利用OKの無料ブログが増えて来ましたが、それでもテンプレートは商用不可、などの制限があります。
また日本で人気のアメブロは商用利用は禁止です(最近緩和されている様ですが)
このような無料ブログを商用利用すると、利用規定違反としてブログを削除される心配がありますが、WordPressにはその様な不安はありません。
また、運営会社の都合でいきなりルールが変わったり閉鎖される、なんて心配もありません。
ネットビジネスではブログ=あなたの店です。
いきなり店舗閉鎖になったりしたら、その日から収入が0になる危険性がある、と考えると、無料ブログの危険性は理解していただけるのではないでしょうか?
3:SEO対策がしやすい
何と言っても集客しやすいのがWordPressの最大のメリットの一つです。
とは言っても、WordPress自体にSEO効果はなく、SEO対策はプラグインをインストールする事で行います。
このプラグインもたくさんの種類が出ている他、テーマそのものにもSEO対策が施されているものもあります。
この様に、SEO対策をやりやすい環境に自分で出来るのがWordPressの利点です。
4:自分好みのデザインに出来る
たくさんのテーマがあるので、自分の好みに合ったデザインを自由に選べるのが魅力の一つです。
テーマの選び方一つで、初心者でもプロ並みに見た目がかっこいいブログが作れます。
テーマは無料で配布されているだけでなく、有料のものもあります。
有料版には無料版にはない特性があり、最初は無料版を使って、収益化されると有料版に移行する人も多いです。
5:無限に近い機能拡張性
WordPressのメリットの中でも、プラグインの恩恵は非常に大きいものがあります。
スパムコメントを排除したり、セキュリティを向上させたり、SEO対策をしたりと、その用途は無限です。
また、同じ目的でも複数のプラグインがあるので、あなたの好みに合ったものを選ぶ事が出来ます。
プラグインはWordPressのバージョンと同様、常にアップデートをしているのも特徴の一つです。
6:記事作成が簡単
今までのホームページ作成ソフトでは、一ページずつhtmlを使って作る必要がありましたが、WordPressはhtmlの知識がなくてもブログが作れます。
記事作成も同じで、htmlを知らなくてもテーマに沿ったデザインで記事が作れます。
また、ホームページではFTPソフトを使って、作った記事をアップロードする必要がありますが、その作業もWordPressならボタン一つで出来ます。
その為、更新が非常に楽に出来ます。
また画像や動画等の挿入もURLを入れるだけでOKだったりと、非常に簡単です。
また、予約投稿機能もあり、自分が更新したい時間を指定して投稿する事も出来ます。
7:自由にカスタマイズできる
多少のプログラミングの知識があれば、より一層自分好みのブログが作れます。
解説サイトもたくさんあるので、文字の色変えやサイズ変更など、簡単な事から取りかかる事も出来ます。
8:会社なら自社で管理できる
WordPressは無料ブログの様に簡単に記事が書けるので、会社のホームページを業者に外注する必要がなくなり、その分コストを削減する事が出来ます。
勿論、詳しい人が社内に居ない場合、最初は専門家に細かい設定を頼んだ方がいいのですが、その後の更新は社内で出来るようになります。
細かい修正や記事作成でも、業者に頼むと料金が発生しますが、自分達で出来ればすぐに修正が出来る上、コスト削減に繋がります。
9:複数の人間が利用出来る
WordPressの特徴の一つに、複数の人間がログインできる事が挙げられます。
一般的ない無料ブログではログインできるのは一人ですが、WordPressは複数のメンバーが同時にログインする事も可能です。
無料ブログでは管理者=記事を書く人ですが、WordPressでは管理者と記事を書く人は別にする事が出来る他、ログインする人の権限をあらかじめ指定しておくことも可能です。
その為、記事を書くだけの人はテーマなどの設定を変える事は出来ないので、不要なトラブルを避ける事も出来ます。
権限を制限する事で、記事作成を外注しやすいという利点もあります。
また、同時にログインできるので、管理者が変わっても引き継ぎなどがしやすいというのもあります。
10:安全性が高い
WordPressはセキュリティや機能子運上の為、頻繁に更新しています。
その為、何か問題があってもすぐにアップデートで対応していて、アップデータもボタン一つで出来る簡単仕様です。
これはプラグインも同様で、安全性が高いと言えましょう。
他にもメリットはたくさんありますが、主要なものは以上です。
WordPressのデメリット
便利なWordPressですが、メリットがあればデメリットも存在します。
ここからはWordPressのデメリットを紹介します。
1:初心者向けに出来ていない
何と言っても、WordPressは初心者にはハードルが高いです。
これが最大のデメリットと言えましょう。
元々英語ですし、使われる用語も特殊ものが多いのでわかりにくい一面もあります。
また、解説サイトがたくさんあり過ぎるので、調べるのが大変という一面もあります。
ある程度仕組みを理解できると便利なツールですが、それまではちょっと大変かもしれません。
2:サーバー代などの費用が必要
WordPressはレンタルサーバーを借りてそこにインストールして使うので、どうしてもサーバーの費用がかかります。
また、独自ドメインを使いたい場合も、ドメインの費用が別途必要です。
最近は安いレンタルサーバーもありますが、それでも無料では出来ないところがデメリットの一つと言えるでしょう。
3:全て自己責任でサポートが弱い
WordPressはサポートに関しては、あまりいいとは言えません。
日本にもWordPressの本部がありますが、質問してもすぐに回答は来ません。
利用者が質問出来る「フォーラム」という質問掲示板の様な物もありますが、自分で調べなくてはいけないので大変です。
解説サイトが多いとはいえ、自分の問題にピッタリ合う情報を探すのも時間がかかるものです。
また定期的にアップデートするため、せっかく記事を見つけても今のバージョンに合っていない、と言う問題もあります。
一般的に検索の上位に上がってくる記事はアクセスが多いものですが、アクセスが多い=投稿されてから時間が経っている、でもあります。
検索しても今のバージョンに合っているとは限らないのです。
そのため、自分にピッタリの情報を見つけるのが難しいとも言えます。
4:機能が多過ぎて使いこなせない
WordPressは拡張性の高いツールですが、その分機能が多く、それらを使いこなすのはプロでも大変です。
機能を使いこなせればかっこいいデザインのブログに出来ますが、その為には多少のhtmlやプログラミングの知識が必要です。
多機能な分だけ、慣れないうちは振り回されてしまう可能性が高いです。
5:ユーザーが多い分、攻撃の可能性も…
WordPressは世界中で大きなシェアを持つCMSなので、時にはハッカー・クラッカーに攻撃される心配もあります。
2016年には、WordPressの脆弱性をついたページ改ざんが世界中で起きました。
ただしこれらは定期的にアップデートをしたり、IDやパスワードをしっかり管理したり、セキュリティを強めるプラグインを導入する事で防ぐ事が出来ます。
6:互換性エラーが起きる事も…
WordPressは常に進化し、アップデートしています。
しかし稀に、WordPressのバージョンを上げたらブログの表示がおかしくなった…というトラブルが起きます。
これらはWordPressと、プラグイン、テーマの相性によるものです。
開発者側が気がついてすぐに対策が取られる事もありますが、中にはWordPressのテーマ×プラグイン×テーマなど、複数の要因が原因の場合もあります。
この点も、ハードルが高いと言われる所以です。
7:表示速度が若干遅い
WordPressはMySQLというデータベースを利用しているので、通常のホームページに比べて若干表示が遅いという面があります。
広告などをたくさん貼ると、より一層読み込みに時間がかかります。
8:アップデートする必要性がある
無料ブログになくてWordPressにあるものの一つに、アップデートがあります。
自動的にアップデート出来るものもありますが、基本的にはログインしないとアップデートは出来ません。
暫くログインしていなかった間に問題が…なんて事もあり得るのです。
2016年に起きたサイト改ざんでは、被害にあったページの中には、暫く更新がされていなかったサイトだったそうです。
以上、簡単にWordPressについて解説しました。
最後がデメリットだったので、デメリットの印象が強いかもしれませんが、そんな事はありません。
デメリットを上回るメリットがたくさんあるのがWordPress。
大変なのはある程度理解するまでの間で、基本が理解出来ればこんなに便利で可能性に溢れたツールはありません。
ぜひこのツールの楽しさを皆さんに知って貰いたいと思います。